ご挨拶
東北大学歯学部同窓会会長
新 沼 康 弘
令和5年4月22日に開催されました東北大学歯学部同窓会定期総会において同窓会会長に就任いたしました15回生の新沼康弘です。
前大内執行部では2年間専務理事、16年間副会長として活動してまいりました。この18年の間には母校歯学部創立50周年記念事業もありました。それを契機として始まった事業も多く、少しずつ改めながら定着しています。
当同窓会の目的は「会員相互の親睦を図り、東北大学大学院歯学研究科・歯学部並びに歯科医学・歯科医療の発展・向上に寄与すること」と本会会則に書かれています。これまでは会員が現場に集まって活動してきましたが、コロナ禍により令和元年度末から困難になりました。大学構内への出入りが規制されていたこともあり、特に研究科や学部学生の皆様ともお会いすることがほぼ不可能な時期が続きました。現在の2、3、4年生の皆さんとは一度も対面での接触がない方も多いと思います。2類相当から5類へと移行され、これまでよりは対面での活動が増やせるのではないかと期待しています。
今年度以降はこの状態をリカバーするためにも学生の皆さんとの連携を密にし、会則の主旨を大切にしながら活動してまいります。ただし感染症法での位置づけが変更になってもウィルスが消滅したわけではないので、今後も社会情勢を注視しながら慎重に行う必要があると承知しております。歯学研究科には感染症対策の専門家の方もいらっしゃいますので、情報やアドバイスを頂き、それらを考慮しながら極力対面での事業を増やしていきたいと思っています。
今回のコロナ禍で活用したweb会議等は便利ではありましたが、久しぶりに一堂に会して行われた総会では、意見が活発かつ即時性があり、直接集まることの大切さを実感したところであります。ただし遠隔地等、より多くの方にご参加いただけるよう考慮し、イベントをハイブリットで開催することも考えたいと思っております。
今後2年間、これまでの事業のスムーズな継承と、これまで中断されていた歯学研究科や学部学生との対面での事業を徐々に復活させ、同窓会活動をますます活性化するよう頑張る所存です。皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
《具体的な事業方針》
A.重点事業
- 東北大学歯学教育充実基金による歯学部・学生支援の充実
- 女性会員の懇談を通した女性(学生)会員の会の充実
- 学生会員を含めた40回・50回代生会員活動の活性化
- 同窓会名簿の充実
- 同窓生連絡先不明者の連絡先・会報郵送先調査
- 卒業生進路および連絡先の調査
- 同窓生住所変更報告の周知徹底
- 財政基盤の確立
- 新入生会員、同窓会会員の会費納入率の向上
- 会費未納者の取り扱いなどについて、引き続き協議
- 同窓会組織体制のあり方の検討(同窓会本部体制、全国の支部活動と各回生活動の充実)
B.その他の事業
- 同窓会会報・広報活動の充実
- 共済活動の充実
- 卒後進路懇談会の開催
- 卒後研修会開催および全国同窓会・校友会学術連絡会の参加
- 東北大学萩友会、全歯懇・国歯協、その他関係団体との交流
- IT活用(Webを含)による連絡網・連絡方法の整備(同窓会と会員、役員相互、支部相互)
- 同窓会資料・データなど資料の集約と整理
- その他